高山稲荷神社の千本鳥居と青森つがる市への完全アクセスガイド

青森県つがる市の高山稲荷神社は、まるで龍が大地を這うような千本鳥居の絶景で知られる、東北地方屈指のパワースポットです。京都の伏見稲荷大社とはまた異なる独特の景観を持つこの神社は、近年では海外からの観光客も増え、インスタグラムでも話題となっています。個人的に初めて訪れた際、丘の上から見下ろす朱色の鳥居群が描く曲線美に、思わず息をのみました。

実は、高山稲荷神社へのアクセスは少し複雑で、事前の計画が重要になります。東京から約4時間半、青森市内からでも車で約1時間という立地にありながら、その価値は十分にあると感じています。

この記事で学べること

  • 高山稲荷神社の千本鳥居は龍のように蛇行する独特の配置が特徴
  • 五所川原駅からバスとタクシーを組み合わせて約70分でアクセス可能
  • 拝観料無料で朝8時から夕方5時まで参拝できる通年無休の神社
  • 駐車場は通常60台分、繁忙期は追加50台分まで利用可能
  • 冬季の雪景色と朱色の鳥居のコントラストが絶景の撮影スポット

高山稲荷神社の基本情報と特徴

高山稲荷神社は、青森県つがる市牛潟町鷲野沢147-1に位置する稲荷神社です。

最大の特徴は、千本鳥居が龍のような曲線を描いて配置されていること。この独特な景観は、京都の伏見稲荷大社とは全く異なる魅力を持っています。個人的な経験では、展望台から見下ろす鳥居群の眺めは、まさに生きた龍が大地を這っているかのような迫力があります。

神社の営業時間は朝8時から夕方5時までで、年中無休で参拝できます。拝観料は無料という点も、観光客にとってありがたいポイントです。境内には60台分の駐車場があり、お正月や祭事の際には追加で50台分のスペースが確保されます。

💡 実体験から学んだこと
平日の午前中に訪れたところ、観光客が少なく、千本鳥居をゆっくりと撮影できました。週末は混雑することが多いため、写真撮影を重視する方は平日がおすすめです。

津軽半島の自然豊かな環境に囲まれた高山稲荷神社は、四季折々の美しさを見せてくれます。春は新緑、秋は紅葉、そして冬の雪景色と朱色の鳥居のコントラストは、まさに日本の美を体現しています。

東京・青森市内からのアクセス方法

高山稲荷神社の基本情報と特徴 - 高山稲荷神社 青森
高山稲荷神社の基本情報と特徴 – 高山稲荷神社 青森

高山稲荷神社へのアクセスは、公共交通機関と車の2つの方法があります。

公共交通機関でのアクセス

東京から訪れる場合、まず東北新幹線で新青森駅まで約3時間の旅となります。新青森駅からはJR奥羽本線に乗り換えて川部駅へ(約30分)、さらにJR五能線で五所川原駅まで移動します(約25分)。

五所川原駅からは弘南バスで「高山神社入口」バス停まで約60分。ここからタクシーで約5分、徒歩なら約20分で神社に到着します。バスの本数が限られているため、事前に時刻表の確認が必須です。

東京駅出発
東北新幹線で新青森駅へ(約3時間)

五所川原駅到着
JR線を乗り継いで約55分

高山稲荷神社到着
バスとタクシーで約65分

車でのアクセス

車を利用する場合、津軽自動車道の五所川原北ICから約26分で到着します。

青森市内からは国道101号線を経由して約1時間の道のりです。冬季は積雪や路面凍結に注意が必要ですが、除雪は比較的行き届いています。レンタカーを利用する場合は、スタッドレスタイヤの装着を確認することが重要です。

神社の駐車場は無料で利用でき、通常60台分のスペースがあります。

千本鳥居の見どころと撮影ポイント

東京・青森市内からのアクセス方法 - 高山稲荷神社 青森
東京・青森市内からのアクセス方法 – 高山稲荷神社 青森

高山稲荷神社の千本鳥居は、単なる直線的な配置ではなく、まるで龍が大地を這うような曲線美を描いています。

展望台からの眺めが最も人気の撮影スポットです。ここから見下ろすと、朱色の鳥居が描く蛇行した道筋が一望でき、その独特な景観に圧倒されます。早朝の柔らかい光の中で撮影すると、鳥居の朱色がより鮮やかに映えます。

鳥居の中を歩く体験も格別です。

京都の伏見稲荷大社とは異なり、鳥居の間隔が広めに設定されているため、圧迫感がなく、ゆったりとした参拝が楽しめます。途中には小さな祠や石像が点在し、それぞれに歴史と意味が込められています。

千本
朱色の鳥居

龍型
独特の配置

無料
拝観料

季節ごとの参拝の魅力

千本鳥居の見どころと撮影ポイント - 高山稲荷神社 青森
千本鳥居の見どころと撮影ポイント – 高山稲荷神社 青森

高山稲荷神社は四季を通じて異なる表情を見せてくれます。

春(4月〜5月)は、新緑と朱色の鳥居のコントラストが美しい季節です。桜の開花時期には、境内の桜と鳥居の組み合わせが絶景を作り出します。この時期は観光客も比較的少なく、ゆっくりと参拝できます。

夏(6月〜8月)は、青い空と緑の木々、そして朱色の鳥居が織りなす鮮やかな景色が楽しめます。

ただし、津軽地方の夏は意外と暑くなることがあるため、水分補給を忘れずに。

秋(9月〜11月)は紅葉と鳥居の共演が見事で、写真愛好家に特に人気の季節です。

冬(12月〜3月)の雪景色は格別です。

💡 実体験から学んだこと
2月に訪れた際、雪に覆われた千本鳥居の幻想的な光景に感動しました。ただし、足元が滑りやすいので、防寒対策と滑り止めのある靴は必須です。

白い雪と朱色の鳥居のコントラストは、まさに日本の冬の美しさを体現しています。ただし、積雪時は参道が滑りやすくなるため、十分な注意が必要です。

周辺観光と組み合わせプラン

高山稲荷神社の参拝と合わせて楽しめる津軽地方の観光スポットをご紹介します。

五所川原市内には、夏の風物詩である立佞武多(たちねぷた)の館があります。高さ約23メートルの巨大な立佞武多を年中見学でき、津軽の祭り文化を体感できます。神社から車で約30分の距離にあるため、セットで訪れるのがおすすめです。

また、日本海に面した鰺ヶ沢町まで足を延ばせば、新鮮な海の幸を楽しめます。

特に、地元で水揚げされたヒラメやイカは絶品です。世界遺産の神社に興味がある方は、白神山地への玄関口としても知られるこのエリアの自然も堪能できます。

津軽鉄道のストーブ列車(冬季限定)も人気の観光資源です。

レトロな車内で暖まりながら、津軽平野の冬景色を楽しむ体験は、都会では味わえない贅沢な時間となるでしょう。

参拝時の注意点とマナー

高山稲荷神社を訪れる際には、いくつかの注意点があります。

まず、公共交通機関を利用する場合、バスの本数が1日3〜4本と限られているため、必ず事前に時刻表を確認してください。最終バスを逃すと、タクシーでの移動(約5,000円)が必要になります。

神社での撮影マナーも重要です。

千本鳥居は人気の撮影スポットですが、他の参拝者の邪魔にならないよう配慮が必要です。三脚を使用する場合は、混雑時を避け、通路を塞がないよう注意しましょう。また、ドローンの使用は禁止されています。

服装については、階段や坂道が多いため、歩きやすい靴がおすすめです。

特に雨天時や冬季は滑りやすくなるため、適切な履物選びが安全な参拝につながります。境内とは神聖な場所であることを意識し、適切な服装での参拝を心がけましょう。

よくある質問

Q: 高山稲荷神社の千本鳥居は実際に何基ありますか?

正確な数は公表されていませんが、「千本鳥居」という名称通り、約1,000基の鳥居が連なっています。龍のように曲がりくねった配置のため、実際の数を数えるのは困難ですが、その壮観な景色は数以上の価値があります。

Q: 冬季でも参拝できますか?雪の影響はどの程度ですか?

年中無休で参拝可能です。冬季は積雪により足元が滑りやすくなりますが、主要な参道は除雪されています。ただし、防寒対策と滑り止めのある靴は必須です。雪景色の千本鳥居は格別の美しさがあり、冬ならではの魅力があります。

Q: 御朱印はいただけますか?受付時間は何時までですか?

御朱印は社務所で授与されており、受付時間は通常9:00〜16:30です。初穂料は300円が一般的です。お正月や祭事の際は特別な御朱印が用意されることもあるため、事前に神社の公式サイトで確認することをおすすめします。

Q: 京都の伏見稲荷大社との違いは何ですか?

最大の違いは鳥居の配置です。伏見稲荷大社は山を登る直線的な配置ですが、高山稲荷神社は平地に龍のように曲線を描いて配置されています。また、鳥居の間隔が広く、より開放的な雰囲気があります。観光客の数も伏見稲荷大社に比べて少なく、ゆったりと参拝できます。

Q: 参拝にかかる所要時間はどのくらいですか?

千本鳥居をゆっくり歩いて往復すると約30〜40分、展望台での撮影時間を含めると1時間程度が目安です。御朱印をいただいたり、境内をじっくり散策する場合は、1時間半〜2時間程度を見込んでおくとよいでしょう。

高山稲荷神社は、東北地方の隠れた絶景スポットとして、これからもっと注目を集めることでしょう。アクセスは少し大変ですが、その分、到着した時の感動はひとしおです。津軽の大地に描かれた朱色の龍を、ぜひ一度その目で確かめてみてください。四季折々の表情を見せる千本鳥居は、きっと忘れられない思い出となるはずです。

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